ジョン・ロック流の仕事術〜TRY and ERRORでいこうぜ〜

働くことは、覚えることから始まります。例えば、名前、ビジネスマナー、業務内容ですね。しかし、覚えることが苦手で、仕事に自信を持てないという人もいると思います。

そんなとき職場の先輩に相談すると、だいたいこんな回答が返ってくるのではないでしょうか。

「やっていればそのうちできるようになるよ。」

やることが辛い人に向かって、なんて無責任なアドバイスでしょうね!「どうやったら覚えられるようになるのかを知りたいんだよ!」と思いますよね。さてここでは覚えるコツをご紹介します。

1 自分の言葉にすれば覚えるのは簡単!

覚えることは記憶することです。記憶の再生について次のようなことを言っている人がいます。

「記憶の再生は、過去の経験に対する私たちの態度からなる想像的再構成だ。」(心理学者フルデリック・パートレット)

これはどういう意味だと思いますか。例えば、次の場面を2つ想像してください。記憶に残りやすいのはどちらだと思いますか。

  1. 大人数の聞くだけの講義
  2. 少人数の話す機会のあるゼミ

多くの人が記憶に残るのは、後者2のほうですよね。なぜなら、自分の言葉で話すからです。

要するに、記憶の再生とは、自分の経験や言葉に置き換えることです。

だから人の名前を覚えるコツは、自分であだ名をつけることなんですよね。それは、自分なりの経験などでその人の特徴を考え、自分の言葉にしているからです。

2 イメージできれば暗記は簡単!

では業務内容はどうでしょう。つまらないマニュアルを見て覚えることができますか。それよりは、自分の言葉で置き換えてみる作業をしてみることをご提案します。

しかし置き換えるには、どうしても知識が必要なときがあります。

記憶することが困難だと感じる原因は、そもそもあまり知識がないこともあります。では知識とはどうやって手に入れるのでしょうか。

知識というのは、哲学史のキーワードです。「知識とは何か」というテーマにおいては、次の大きな2つの立場があります。

(1)合理主義

現実の中に真理があってそれは理性で発見できるという立場です。

(2)経験主義

感覚によって収集する情報から知識を身に着けるという立場です。

この2つの立場の違いは、知識がもともとあるかと考えるか、後から少しづつ積み上げてものと考えるかです。

仕事においては、知識の付け方は、「経験主義」的な考え方がマッチすると思います。

経験主義の代表的な哲学者はイギリスのジョン・ロックさんですね。

「精神は白紙であり、特徴がいっさいなく、どんな観念もそなわっていないと想定しよう。」                           (ジョン・ロック)

例えば、私たちはどうやって「犬」を知っているのでしょうか。それは見たことのあるさまざまな「犬」という実例から、私たちは「犬」という観念(イメージ)を持つことができ、知識となります。

つまり仕事の内容がなかなか覚えることができない、知識がないというのは、実例をたくさん見ていないためことによる観念(イメージ)を持ちづらいからです。

逆に言えば、たくさんの経験を積むことでイメージを持ちやすく、それによって、知識が増えて、覚えやすくなるということです。

3 覚えられなくて自信を失うのはもったいない!

仕事はいろんな実例を経験することで全体像がイメージができるようになります。イメージができると覚えられるようになります。

なぜ職場の先輩に相談すると「やっていればそのうちできるよ」という無責任な回答が返ってくるのか。それは、まさに経験をしないとできないからですね!(先輩は正しかった・・・笑)

では覚えられないことで悩むあなたはどうすればいいのか。そう、自信を失う必要はないわけです!覚えることができないのは、経験不足だからです。もっと開き直って行きましょう!

1年目の新入社員が、自信を失って会社に行きたくないというのは、早とちりですよ。他の皆さんにご迷惑をかけているなんて思う必要はありません。

経験年数だけは、絶対に逆転できないものです。絶対に勝てないとわかっている試合に負けて、落ち込む人はいません。それと同じです。

若さは失敗の免罪符です。どんどん挑戦して失敗して覚えていくことが許されている期間です。なので反省しつつも、「若いからね〜」という適度なゆるさを持って仕事に取り組んではいかがでしょうか。

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