【ハイデガーの名言】納期をストレスに感じるあなたを少しでも楽にする

今週もやっぱり納期に追われています。笑
超えても超えても永遠にあり続ける締切と戦うのは、宇宙の果てを目指して歩いているようなものですよね。

皆さんもいろんな案件を抱えながら、目の前の締切に日々残業もしながら戦っていると思います。

「そんなギリギリになってやって残業をしているのは、計画的に業務を遂行できていないからだ」と上司が言うのは簡単です。

しかしそうは言ってもできないことは多くありますよね。

私たちを苦しめる「納期」という正体を、今一度検証します。

1 納期とは何か

最初に結論から述べます。「納期」とは次のような正体です。

納期=人間が生み出し、人間のコントロールを離れたモンスター

ポイントは、2つありますね。

  1. 人間が生み出したということです。
  2. 人間のコントロールを離れたモンスターになったということです。

2 納期はみんなで作り出したもの

1つ目のポイントからです。

「納期」とは人間が生み出したもので間違いないと思います。多分人間以外の何かから納期を示される経験は誰もないと思います。

「納期」というのは、自分が相手に設ける場合もあれば、相手に設けられることもあります。または自分が自分に設ける「目標」みたいな場合もありますよね。

どのケースについても、「納期」は人間が設けたものであることは間違いないはずです。

3 納期があなたのストレスに感じる原因

さて2つ目のポイントです。この性質こそが私たちを苦しめる元凶です。

要するに、「納期」は人間が設けたものなのに、なぜかその人間から一人歩きして私たちに強い拘束力を与えるモンスターになったということです。

大事なことですが、「納期は守るべきもの」という規範があります。
私たちはこれを生み出し、互いに縛り、そして苦しんでいますね。

4 自分たちが生み出して、自分たちを規定するもの

納期のように自分たちが生み出したものによって、自分たちが逆に縛られているというのは他にもありますよね。

例えば、スマートフォンです。
紛れもなくスマートフォンは人間が作ったものですが、もはやこれがなくては生きていけないと思うほどに生活様式は変わりました。

このような人間が全てを操作できるはずなのに、操作できなくなっているというのは、 <近代>という時代の終焉と新しい<現代>という時代の転換点です。

<近代>という時代を象徴する言葉がこれです。

「1つの数式と、ある瞬間の全ての状態を把握できれば、その知性にとっては、曖昧なものは何一つ存在せず、現代ばかりか未来までも明らかになるだろう」
                                (ラプラス)

要するに<近代>とは人間が法則と初期値がわかれば、そのあとの展開は全て予想できるという人間中心時代ですね。

しかし、それが揺らいだ象徴的な出来事は、まさに日本でおきた東日本大震災の原発事故でした。

5 近代から現代へ<納期論から原発論へ>

東日本大震災は、科学技術によって制御可能だと<近代>の考えであった原子力が、制御不可能なものではないか?という、技術に支配される世の中を象徴的にしました。

「納期」から「原子力」と話が壮大になってきました。しかし「私たちなら制御可能」だというものがなぜだか「制御不可能」になり苦しむという構造は同じなわけですね。

納期を前に苦しむ私たちに上司はいいます。

「しっかりスケジュールを立てて計画的に仕事ができていないからそうなるんだ」

これはものすごく「なんでも制御可能なものである」という<近代的な考え>であり、
人間の力を慢心する驕り高ぶった考えですよね。

どうしようもないこともある、という人間の謙虚さを兼ね備えることが、<現代>を生きるということではないでしょうか。

とはいいつつ、今回も締切論を書くことでなんとか私は、納期をクリアできそうです。笑
とっても希望のない話で終わりそうなので、最後に希望のある話を1つ。

6 納期が私たちに良い仕事をもたらす!<ハイデガーの名言から>

実は今回の人間が生み出した技術によって、人間が規定されていくというお話はドイツの哲学者ハイデガーさんの考え方に影響されたものです。

しかしハイデガーさんはとっても力強い言葉を私たちに別の場面で次のように言っています。

人は、いつか必ず死が訪れるということを思い知らなければ、生きているということを実感することもできない。 ハイデガー

私たちは死という終わりを意識するからこそ、生きることを充実させます。

つまり<締切>も終わりを意識するからこそ、良い仕事しよう思い、そして「やりがい」として自分の人生を充実したものに感じさせてくれるのでしょう!

締め切りを意識をすることもそんなに悪いことではないですね。

それではまた来週!

 

 

 

 

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