江戸時代のサラリーマンも苦労は絶えない。

こんにちは。

哲人です。

今回は、組織を生きることに疲れたサラリーマンにオススメの古典をご紹介します!

それは『葉隠』。

 

内容は、江戸時代における武士道について書いてある本ですね。
戦国時代の乱世の武士道ではなく、藩という組織に務める武士の武士道ですね。
要するにサラリーマンの思想です!!

いつの世も組織で働くサラリーマンに苦労はつきものです。。

「江戸時代のおじさんもこんな苦労してたんだな(T ^ T)」

それを味わえる本でもあります。笑

何せ時代は江戸時代。
言葉遣いや所作を間違えたら、切腹行きですからね(−_−;)
だからこそ、マナーや礼儀、上司への意見の仕方、酒の席の振る舞いを語った本です。

なお上司であるお殿様も、間違いを指摘したら部下が腹切っちゃうから、それはそれで苦労したそうですよε-(´∀`; )

「やっベーよ。料理に髪の毛入ってるーー、いやーーーどうしよう。これ言ったら、あいつ腹切っちゃうよな、、、、うん。何事もなく食べよう。」

今も昔も、上に立つものはそれはそれで苦労が絶えないものですね。。

武士(サラリーマン)とはこうあるべきだ、というのがいろんなエピソードを交えながら書いておりますが、私のお気に入りのエピソードをこちらでサクッと紹介します。

2 「葉隠」ー「サラリーマンとはこうあるべき」

【ある近世武士の話】

因州鳥取松平家の家ある藩士の話です。

彼らは京都に滞在中してました。
そんなこんなで仲間が喧嘩に巻き込まれておりました。

まさに同藩の藩士が斬られ、とどめを刺されようとしている。

それを目撃した主人公の藩士は、相手の2名を斬り、帰宅しました。

しかし彼はやがて京都奉行所に呼び出されるのでした。

当時は、武士とはいえ私闘は武家諸法度で禁じられておりました。
喧嘩の味方をして相手を斬ったことは、「法律違反」であると奉行所に言われた彼は次のように反論しました。

『人間である以上、誰しも命は惜しい。
私はとりわけ死ぬのはいやである。
だが仲間が喧嘩しているというのにその場にかけつけなかったら、「武道」の名をすてることになる。
そして仲間が討たれるのをみて、おめおめ帰ってきたら、「命は生き伸び申すべく候えども、武士道はすたり申候。」
さらに彼は続けて言う。
「武士道相守り候て、大切の命をも捨て申し候。
武士の法を守り、武士の掟をそむき申さざるためには、一命の義は早くその場にて捨て置き申し候。
早々に御仕置仰付られ候やうに願ひ奉つる」』(十ノ六十三)

(訳:「武士には喧嘩をするな」と言う幕府の法があリます。
しかし「武士の法」たる武士道という、幕府の方を超えた先に、それなくしては武士が武士たりえぬ倫理が厳然と存在する、というのです。
私は誰よりも命が惜しい人間であるが、命をかけてこの倫理を守った。
奉行所には法を守る義務があろう、そちらはそちらの立場で御自由に処罰してください。)

彼の主張に感心した奉行所は「御構い無し」としました。
要するに無罪です。

皆さんはこのエピソードからどのような教訓を受け取るでしょうか?

私は、「組織人たるもの自分のルールを押し通したら処罰されることを覚悟する」ということだと思います。
それは彼の最後のセリフ、「奉行所は奉行所の立場があるから処罰してくれ。」という部分からですね。

サラリーマンはどこまでいっても組織人であり、心構えは組織のルールを破った時は、組織のルールで裁かれるべきということですね。

3 「葉隠」ーよりカッコイイサラリーマンになるにはー

なお、こういう類のエピソードは美談と分類されますね。
確かにこれでもかっこいいサラリーマンです。
でもこれは美談とするには美しいにふさわしくない箇所もありますよね!!
(ここからは、哲人の独断と偏見の美談論です。お楽しみください)

まず奉行所の対応!

「いや、そこは裁けや!」

法の支配なんだから、「感動した!!無罪!!」はあかんって(笑)

そこは奉行所の役人には、しっかり機械的なお役所対応をして、粛々と法の執行をしてもらいたかった。

あと主人公さん!

「言うことは立派なんだから、帰宅するなよ!!」

裁かれる覚悟があるなら、そこは奉行所に直で行って、自首して欲しかった。
それが自分のルール(武士道)を通した落とし前だと思うんですよねー。

なので、哲人的美談は、こうあってほしいです。

まず主人公は自首をする。
そして奉行所はちゃんと切腹を命じる。

で、その後京都奉行所は、主人公の藩に「良い家臣を持ちましたね。ご親族に名誉を。」と命令を出して、藩にいる主人公の家に勲章を与える。

ここまでしたら、法の支配は守られ、武士道の美しさも伝わる美談になるかと思うんですけどね。

カッコいいサラリーマンとは、自分のルールを押し通して、組織によって処分されることを持って完成する。
これが持論です。笑

4 「葉隠」ーいつの世のサラリーマンの悩みは同じこと

まあ流石に今のサラリーマンに切腹を命じられることもありませんが、いつの世も人が組織に勤めると苦労は尽きないものというものです。

・江戸時代のサラリーマンたちが、どのように上司からの宴会への出陣命令を回避してきたか、、

・江戸時代のサラリーマンたちが、出勤時に突然の大雨に降られた時にどのように思うのか、、

こんなことが気になったかたはぜひ「葉隠」をご覧ください!

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